Sugarcane Article 3

(参考記事)
Relevant: サトウキビ

アメリカ農業工学学会2002年定例国際会議発表論文要約

ネタフィムユニバーシティ提供

 

V.G.VaishnavaL.N.DigraseD.K.Shelke & P.R.Bharambe

Marathwada農業大学バルバニ校、インド・マハラシュトラ州
 
サトウキビはインドの主要換金作物である。従来より自然流下灌漑による潅水方法が普及している。本研究の目的は、点滴潅水によって様々な量の潅水並びに施肥をテストし、作物の生育にどう反応するかを知ろうとするものであった。
 

試験は中央インド・マハラシュトラ州バルバニのMarathwada農業大学によって実施された。供試品種はCO-7714で、26日に定植した。潅水は作物蒸発散量(ETc :クラスAパン蒸発計で測定した蒸発量×作物係数)に基づいた量を与えた。試験区は4段階の施肥レベルによる3種類の点滴潅水法とし、対照区として慣行の施肥潅水区を設けた。Etcの値は350日の間で、40日から100日毎に0.6から1.2へと変化した。肥料を点滴施肥潅水法により供給した結果、従来法である表面施肥による肥料施用量である窒素250kg/ha、リン酸115kg/ha、加里115kg/ha100%とすると、その60%まで施用量を削減出来た。試験ではサトウキビの一畝あたり、1本の潅水チューブを敷設した。

 

平均収量が180.0t/haと最も高かったのは、ETc を最高値である1.2として点滴潅水で年間1955mm潅水し、リン酸を161250kg施用した区であった。対照区では年間潅水量2466mmで、収量86.9t/haであった。結果、水利用効率(WUE)は最良区で92.0kg/ha-mm、対照区で35.2kg/ha-mmとなった。肥料は土中に混和し、潅水は点滴で行った区の収量は164.8t/haで、点滴施肥潅水を行った区の収量168.3t/haと大差無かった。収量182.8t/ha、肥料利用効率(FUE476収量kg/肥料kgと最高値を示したのは、施肥量を最大とした区の80%量施用区において得られた。対照区では、施肥効率が343収量kg/肥料kgと、最低であった。

 

本試験により、点滴潅水を使用すると慣行の自然流下灌漑法に比して、2倍の収量が得られ、水使用量を21%削減出来る事が明らかになった。水利用効率(WUE)は2.6倍となった。このように、点滴潅水法は慣行法に比べ、収量の増加と水使用量削減の両方が同時に実現できる有用な方法である事が判った。

 

地理的用語:インド、マハラシュトラ州

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